――昨年末のタイトル発表、そして3月末の先行体験版の電撃配信に、驚いたファンも多いと思います。
まず、本作が“ブレイブリーサード”という名前ではなく、『ブレイブリーデフォルトII』であることに驚いたのですが、どのような経緯で開発が始まったのでしょうか。
浅野
タイトルの名前について詳しくお話しする前に、まずは『ブレイブリーセカンド』についてお詫びをさせてください。
『ブレイブリーセカンド』では、多くの期待をいただいたにも関わらず、ファンの皆様の期待に沿いきれていない部分があったと感じております。
『ブレイブリーセカンド』での反省が、いま僕らのチームが手掛けているすべてのタイトルの制作の根底に強く根付いています。
――そういったタイトルのひとつが、2018年に発売された『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』だったのですね。
浅野
はい。その反省を胸に、『オクトパストラベラー』の開発を進めていきました。
当時、『ブレイブリー』シリーズの今後の展開は、正直きびしいと僕らは考えていました。
それにも関わらず、スマートフォンのチームが、「『ブレイブリー』シリーズの新作を作らせてほしい」と言ってくれたんです。
――それが、2017年に配信開始された『ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト』なのでしょうか。
浅野
はい。とてもありがたいお話でしたし、『フェアリーズエフェクト』はとてもいいスタートを切ってくれたので、僕らにとっては追い風となりました。
いまなら、『ブレイブリー』シリーズの新作を企画できるんじゃないか。そう思ってプロジェクトがスタートしました。