ソニー「PS5」のポータブル端末化を示唆 ー プレステ含むゲーム事業の子会社CEO小寺氏の発言
2018年5月下旬、ソニーのゲーム関連事業の子会社であるソニー・インタラクティブエンタテイメント(SIE)の小寺 剛CEOは、
次期プレイステーションについて「早くとも、2021年まで発売されることはない」と、ニュースサイト「ブルームバーグ」に明かしました。
このニュースは非常に残念なものでしたが、理解のおよぶ想定内のことではないでしょうか。
グラフィックの向上やバーチャル・リアリティ(VR)機能の改良以外では、SIEは待望の次世代ゲーム機で現実的に目指すべき方向がまだはっきりしていないからなのです。
小寺CEOが言及し、ゲーム情報サイトの「T3」が注目した1つの可能性は、「ニンテンドースイッチ」のような、据え置き機にも携帯機にもなるゲームです。
「PS Vita」で失敗したSIEですが、小寺CEOは変化する消費者の習慣への対応したがっているわけです。
インタビューの中で小寺CEOは、「ポータブルとコンソールを切り分けるよりは、ポータブルゲームをよりよいゲーム体験を提供するための一つの手段として捉え、
顧客がポータブルゲームに何を望んでいるかを継続的に考えていく必要があります。われわれは多くの選択肢を検討しています」と語りました。