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【朗報】カプコン社長「2018年3月期の過去最高益はモンハンワールドのおかげ」

  2018/07/13(金) 09:31:02.51
モンハン大ヒットで最高益のカプコン、スマホ育ちの世代を獲得
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20180713-00174376-diamond-column


 今年1月に発売した新作「モンスターハンター:ワールド」が好調で25期ぶりに営業最高益を更新したカプコンの辻本春弘社長に、ヒットへの仕掛けづくりと今後の課題を聞いた。

 ──2018年3月期の営業利益は前年同期比17.5%増の160億円となり、25年ぶりに過去最高益を更新しました。

 1月に発売した新作のゲームソフト「モンスターハンター(モンハン):ワールド」
が3月までで790万本の販売を達成し、期待以上の成果を収めたことが主な要因です。

 これまでのモンハンはPSP(プレイステーション・ポータブル)や
ニンテンドー3DSといった携帯型ゲーム機で遊ぶゲームでしたが、
新作はPS(プレイステーション)4向けで、画像が鮮明で迫力があります。
これまでと異なり、売上高の6割が海外です。

 ──モンハン:ワールドの発売により、PS4の売り上げも伸びました。
スマートフォンゲームに押されていたゲーム専用機にユーザーが戻ってきたと
いうことでしょうか。

 購入者の属性を見ると、15歳から20歳の層が実に多いのです。
しかも、約半分がダウンロードで購入しています。
自分のお小遣いで「本格的なゲームで遊んでみよう」と、
PS4とモンハン:ワールドを買ってくれたのではないか。
つまり、ゲーム専用機に戻ってきたのではなく、
新規ユーザーが増えたということだと思いますね。

 ──10代後半のユーザーをどのように獲得したのですか。

 iPhoneが世に出て11年たちますが、彼らは物心がついたときからスマホで育ち、
ゲームも音楽も動画もスマホやタブレットで楽しむのが当たり前、
ゲームのダウンロードにも抵抗がないのです。そういう層を取り込むべく、
インターネットでのプロモーションに力を入れてきました。

 ──ゲームソフトの販売を伸ばすには何が必要でしょうか。

 モンハン:ワールドでは3度の体験版を出しましたが、それにより、
どんな属性のユーザーが遊んでいるのか、何を面白いと思っているのか、
何に不満なのかなど、ユーザーの声を吸い上げ分析することが可能になりました。
専門部隊を立ち上げ、ヒットの確率を上げていきたいと考えています。

 ──人手不足がどの業界でも問題になっています。

 新卒をきちんと育てていくことが重要です。彼らはカプコンのゲームで遊び、
それに憧れて入ってきたわけですから。12年度から有給休暇取得推進運動を進めており、
ゴールデンウイークも9連休です。生産性を上げて余暇をつくり、
社員がゲームや他のエンターテインメントに触れるようにしていかないと、
新しいゲームも生まれないでしょう。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 大坪稚子)
週刊ダイヤモンド編集部
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