――オトメイトタイトルは現在、Nintendo Switchでの発売が続いていますが、改めてNintendo Switch参入に至るまでの経緯を教えてください。
佐藤
ゲーム会社としては、新しく出たハードに挑戦するのは当たり前だと思っています。
ただ、マーケットがないのに参入するわけにはいかないというジレンマもありますね。
男性ユーザーと違い、ハードを買い揃えている女性ユーザーはそう多くはないと思います。
オトメイトはPS Vitaの旗振り役としてやってきましたから、そうおいそれと簡単に移って頂けないこともわかっていました。
準備を重ね、相当大きく打ち出していかないとお客様に受け入れて頂けないだろうと考えたうえでの『オトメイトパーティー2018』での発表なのです。
佐藤
もちろん賛否両論で、「なんでPS Vitaで出してくれないの?」というご意見も頂きました。
ですが、世界中でPS Vitaの市場がどんどん閉じてしまっている現状があり、Nintendo Switchに根付かせないと今後、確実に厳しいことになると思います。
そこで我々も新作をNintendo Switch向けに発売するという選択をあえてさせて頂きました。