日本オリンピック委員会理事はeSportsをスポーツと認めていない
今秋にはアメリカの15州で「高校スポーツ」として正式に認定され、国際オリンピック委員会(IOC)が2024年のパリ五輪で
採用を検討している「eスポーツ(eSports)」だが、日本オリンピック委員会(JOC)の理事らは、eスポーツを”スポーツ”と
定義するのに否定的であるという。
たしかにこれまでは、スポーツといえば体を動かす運動のことだと捉えられがちだったため、体を動かす要素がほとんどない
eスポーツはスポーツではないと考える意見があるのもわかる。
しかし、本来スポーツという言葉の意味は「楽しむ・競技」であり、欧米においては、チェスやビリヤードがスポーツとして
認知されているのと同じことだと思う。
実際、eスポーツという言葉が使われるようになり、海外ではすでにスポーツとして捉えられている。
ではなぜ、日本ではeスポーツがこうも受け入れられづらいのか。
これには、「スポーツは健康を促進するためにある」、「WHOがネットゲームへの依存を病気と定義したが、健康を害する恐れがある
ゲームをスポーツと認めるべきではない」、「法律的に参加費を集めて賞品・賞金を捻出する大会を開催しづらい」といった理由が挙げられるようだ。
しかし、世界がeスポーツへの理解を進めている中、日本オリンピック委員会(JOC)が否定的では、いつまでたっても日本は
eスポーツ分野において遅れをとってしまう。
日本にもeスポーツの世界で頑張っている人たちが増えているので、この業界が日本でももっと盛り上がることを期待したい。
https://www.spology.jp/1778