今週は、1月末時点における2019年度(集計期間2019年4月1日〜2020年2月2日)の市場概況について簡単にまとめてみた。
まず、販売数量を見るとハードは0.1%減の523万台とほぼ前年度横バイで推移しているが、ソフトは12.3%減の2,073本と1割以上減少している。
機種別で見ると、Nintendo Switchはハードが21.7%増の421万台、ソフトが12.6%増の1,441万本と両市場とも好調に推移しているが、PS4はハードが29.2%減の90万台、ソフトが29.5%減の567万本と両市場とも3割近く減少。その他のハードに至っては、ハードが75.3%減の13万台、ソフトが76.9%減の65万本と激減している。
金額ベースでは、ハードはNintendo Switch Liteの比率が上昇したことで7.9%減の1,446億円、ソフトは11.1%減の1,368億円となっており、全体では9.5%減の2,815億円と厳しい状況が続いている。
ちなみに月間推移を見ると、前年を上回っているのは7月、9月、11月の3回のみ。ここ2カ月(12月、1月)は連続で前年を大きく下回っているだけに、2、3月での巻き返しに期待したいところだ。