あえて携帯モードで遊ぶことによって没入感がより高まるように思えた。
まるで手の中で広がる、ミニチュアをおいた箱庭を覗くような感覚を味わうことができるからだ。
外見のよさから誉めてしまったが、本作がプレイヤーを世界に誘う工夫はビジュアルだけに限られたことではない。
ロールプレイや戦闘に通じる幅の広い選択肢、それによる自由度が物語をより鮮やかに彩ってくれる。
『OCTOPATH TRAVELER』はリアルさとは異なるビジュアルへのアプローチ、シナリオ・戦闘の両方を貫く
自由度を通じてゲーム体験をより身近なものにしようと努力している。
古き良き時代のRPGを多くの工夫によって現代向けへと昇華させたことで、後に語り継がれる作品になることは間違いない。
発売は2018年7月13日だが、製品版へと引き継ぎもできるこの体験版で、
一足先に冒険へと踏み出してもよいのではないだろうか。
http://jp.ign.com/m/project-octopath-traveler/26250/preview/octopath-travelerrpg